ドライブがてら、のんびりと。 「瀬戸蔵ミュージアム」へ。
8月の日曜日、愛知県瀬戸市にある「瀬戸蔵ミュージアム」にいってきました。
家から車で1時間。高速道路は使わず、のんびりと向かいます。せっかくの休日です、ゆったりと過ごしましょう。
お盆休み前の日曜日だからなのか、大自動車メーカーの休日が日曜日じゃなくなったせいなのか分かりませんが、渋滞に遭遇する事なくスムーズに到着。
施設内の有料駐車場が空いていて、ラッキー!!。しかも1時間は無料。車を降りて「瀬戸蔵ミュージアム」へGoooo!!
エントランスを入るとすぐにあるのは「瀬戸蔵セラミックプラザ」。
ここは「窯元組合直売どころ」らしく、作家物や面白い商品が数多く並んでいます。
それを見ていても楽しくなります。お土産には最適かと。
1階のアトリウムには「せとちゃん風鈴ツリー」。巨大な風鈴の塔です。備え付けの、大きなうちわで仰ぐと、僅かに風鈴が鳴ります。
「せとなつ2011」の一環で8月31日迄展示されています。
やきものづくりの現場がわかる「瀬戸蔵ミュージアム」
2階に上がりメインの「瀬戸蔵ミュージアム」へ。
入場料は一般500円、高校・大学・65歳以上300円、中学生以下は無料。
入るとすぐ瀬戸電の展示。乗ったことはありませんが、とても昭和な香りがして懐かしい。
尾張瀬戸駅も一部復元されていました。
当時、瀬戸電はやきものの輸送にとって、とても重要だったそうです。
瀬戸のやきものづくりの工場である「モロ」。とてもリアルに再現されていて、本当にここで作業されているかのようです。
「モロ」での作業は
①粘土と石を混ぜる
②余分な水分をぬく
③粘土をしっかり練る
④形を作る
⑤乾かす
⑥筆や絵の具で絵を描く
⑦釉薬をかける
⑧焼く(これは石炭窯で)
それぞれの作業で使った機械や道具が展示されていて、細かい所まで見入ってしまいます。
ボランティアで案内されている方がいるので、興味があることは質問してみると如何かと。
石炭窯も再現されています。
出来上がったやきものは、集積場へ集められます。
ここで荷造りされて「瀬戸電」に乗って出荷されていきます。
自由研究のネタになります。
「せともの屋」の入り口を入っていくと、「生産道具展示室」があります。
ここはやきものづくり全体の道具が展示してあります。
そのなかで、「陶器と磁器のちがい」や「上絵付けと下絵付けちがい」をクイズ形式で、実物を使って紹介していて、とても分かりやすく理解することが出来ます。
また、「職人の技」で明かりに透かすと絵が浮き出るティーカップがあったりして、小学生の自由研究にはピッタリの内容でした。
奥に進むと呈茶コーナーがあり、陶芸作家の茶碗を見る事ができます。
日によっては、お抹茶をいただけます。(この日はやってなくて残念)
過去から未来へ
3階は「瀬戸焼の歩み」になっていて、瀬戸焼1000年歴史を知ることができます。
現在でも進化を続けている様子が、展示物からも伺えます。
最後は、お決まりのスタンプを押して帰ります。
感想
割りとゆっくりめに見て回っても、約1時間程で見学でき、お手頃な内容だと思います。年配の方でも疲れないかと。
それとは逆に、物足りなさを感じる方もみえるかも知れません。数多くの作品を展示してあるイメージを持っていると、特に感じるかも。
小学生のお子さんがいる方は、9時から開館しているので、早い時間に自由研究のネタを仕入れてから「岩屋堂公園」へ行って一日を過ごす。そんなパターンが、お勧めです。
今回は利用してはいませんが、窯場をモチーフにした飲食店「食茶房 蔵所」もあるのでお腹がすいても安心です。
名古屋からも気軽に行ける距離なので、家族や友達と、でかけてみては如何でしょうか。
施設概要
瀬戸蔵ミュージアム
愛知県瀬戸市蔵所町1−1
開館時間
9:00~18:00
休館日
年末年始(12/28~1/4) 注意※臨時休館日あり
アクセス
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から東へ徒歩5分
東名高速道路「名古屋IC」より車で30分/東海環状自動車道「せと赤津IC」より車で10分 ※有料Pあり。
※詳しくはホームページで確認してください。